「平日は仕事で疲れて乗れない」「休日は予定が多くてロードバイクの時間が取れない…」 社会人になってからロードバイクを続けるのは、思った以上に難しいと感じる方は多いです。
しかし結論として、ロードバイクは“工夫次第で継続しやすいスポーツ”です。 時間を作るのではなく、生活の中に自然に組み込む工夫をすれば、忙しい社会人でも無理なく続けられます。
この記事では、初心者でも再現しやすい「社会人のための時間管理術」を詳しく解説します。 今日から取り入れられるテクニックばかりなので、ぜひ参考にしてください!
社会人がロードバイクを続けられない原因とは?

まず最初に、なぜ多くの社会人がロードバイクを継続できなくなるのか、その理由を整理します。
① 仕事の疲れで乗れない
平日の夜は疲れが溜まり、わざわざ着替えて外に出る気力がわかない…。 もっとも多い理由です。
② 休日の予定が多く走る時間を確保できない
家族サービス・買い物・友人との予定など、社会人の休日は案外忙しいものです。
③ 準備が面倒に感じる
ウェア、ライト、空気入れ、ボトルなど、ロードバイクは出発までの準備が多いスポーツです。 その「準備時間の長さ」がライドのハードルを引き上げます。
④ 明確な目的がなく優先度が下がる
「健康のため」「ダイエットのため」だけだと、忙しい時期に優先度が下がりがちです。
しかし、これらはすべて小さな工夫で解決できます。 続いて、社会人向けの時間管理術の基本を紹介します。
少ない時間でも走れる「時間管理の鉄則」3つ
鉄則①:時間を“捻出”するのではなく、生活に組み込む
「何とか時間を作ろう」と考えると続きません。 代わりに、通勤・移動・朝のルーティンにロードバイクを組み込むのがポイントです。
鉄則②:準備の手間を最小限にする
前日のうちにウェア・ヘルメット・補給食をひとまとめにしておくと、5分あれば出発できます。 準備の手間が減ると、継続率は一気に上がります。
鉄則③:短時間でも「やったこと」に価値を置く
20〜30分の軽いライドでも運動効果は十分あります。 「今日は10kmだけでもOK」という柔軟さが継続につながります。
平日でもロードバイクに乗るための工夫
① 朝活に切り替える
夜の疲れはどうにもできませんが、朝は体力も気力もリセットされています。 特に夏は気温が低く快適です。
朝活のメリット
- 予定に左右されない
- 涼しく走りやすい
- 出勤前に運動すると集中力がアップ
② 平日は「短時間ライド」に割り切る
30〜45分で終わる平日メニューは、社会人にとって最強の継続術です。
おすすめメニュー
- 10〜15分のSST(ややキツめ)
- 5分×2のインターバル
- Z2で15〜20km流し
③ ローラー台を導入する
天気に左右されず準備も少ないため、継続力が一気に高まります。 動画を見ながら30分だけ回すのもおすすめです。
休日ライドを安定して続けるためのコツ
① ライド時間を固定化する
「日曜8〜11時はライド」など、毎週の時間枠を決めると習慣になりやすいです。
② 家族が生活し始める前の“朝だけライド”
家族との時間を削らず趣味を続けられる最も平和な方法です。
③ ロングライドは月1回でOK
毎週長距離を走る必要はありません。 普段は短め、月1でロングというペースでも十分楽しめます。
家族がいる社会人向け|時間の作り方

① まずは家族の不安を取り除く
ロードバイクは事故リスクもあるため、家族が心配するのは当然です。 安全装備・走る時間帯・ルートなどを説明すると理解されやすくなります。
② 予定をカレンダーで共有する
Googleカレンダーなどで予定を共有すると、時間調整のストレスが減ります。
③ 家族との時間もちゃんと確保する
「家族 → 仕事 → 趣味」のバランスを取ることで、ロードバイクを応援してもらいやすくなります。
通勤や生活にロードバイク習慣を組み込む方法
① 自転車通勤にする
往復30〜60分でも、週5日でかなりの練習量になります。 渋滞も避けられ、時間を有効活用できます。
② 近所の買い物もロードバイクで行く
「スーパーまで往復10km」でも十分運動になります。 短い距離でも積み重ねることで大きな効果があります。
③ “微差”の積み重ねを習慣にする
5〜15分の移動をロードバイクに変えるだけでも、1週間で1〜2時間のライド時間になります。
トレーニング効率を最大化する「短時間メニュー」
① 20〜30分で効果が高いメニュー
- 10分アップ → 10分SST → クールダウン
- 5分×2〜3本の高強度インターバル
- 15分テンポ走(気持ち強め)
② ヒルクライムは短時間でも効果抜群
近所に坂があるなら「1〜2本登るだけ」でOKです。 心肺と脚力が同時に鍛えられる最強メニューです。
③ ジムやローラーとの併用で「継続率アップ」
雨の日はローラー、休日は外ライドなど、状況で使い分けると続けやすくなります。
継続力を高めるマインドセット
① 完璧主義をやめて“継続重視”にする
「今日は30km走らないと意味がない」 という考え方は継続の最大の敵です。 “10kmでもOK”と考えることで続けやすくなります。
② 時間がなくても「最短5分」でOK
5分ローラーでも「やった」という事実が習慣化につながります。
③ モチベーションに頼らず「仕組み」で続ける
準備セット・朝活・通勤ライドなど、仕組みを作ることで自然と継続できます。
まとめ

社会人がロードバイクを続けるためには、時間を作るのではなく生活に上手く組み込むことが鍵です。
・平日は短時間メニュー ・休日は朝だけライド ・家族への配慮 ・通勤や生活の移動で走る
こうした小さな工夫で、忙しくてもロードバイクを無理なく続けられます。 ぜひできるところから取り入れて、長く楽しくロードバイクライフを続けてください!

